2010年3月アーカイブ

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この海外研修の特徴は何かと聞かれたら、迷わず「ホームステイ」と答えるでしょう。自分ひとりで、アメリカのある家庭に飛び込むのです。こんな経験を自らできる人には、間違いなく勇気があると言えます。

 とにかく生活すべてがコミュニケーションです。自分が今まで過ごしてきた生活スタイルとは異なることがいろいろあります。違っていることが前提にあるので、自分が何を、どうしたいのか、きちんと相手に伝えなくては生活できません。しかも、英語で。これほど、実践的な英語とコミュニケーションの学習はないでしょう。もちろん、最初は困難が生じます。相手の言っていることがよくわからない。自分が聞き取ったことが本当に正しいのかという不安。その困難を乗り越えるところでコミュニケーション能力が鍛えられます。最初は苦しかったホストファミリーとのやりとりが、徐々に楽しくなってくる。(残念ながら、この楽しさがわかった頃に帰国まであと数日となってしまいます。)英語が通じる喜びを味わうことができる。それが教室の中の架空の状況ではなく、まさに自分の生活の中にあるのです。実に貴重な体験ではありませんか。

 

 

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人間社会学科には、2年生後期に「海外研修」が選択科目として位置づけられています。

およそ3週間にわたり、アメリカでホームステイをします。そこで得られるものは何か。4月20日に予定している報告会で、参加した学生から直接聞いてもらうのが一番です。

引率教員の私が実感した「この研修で得られるもの」は、一言でいうなら「人間的成長」です。細かくあげていけばきりがないほど、学生が変わりました。そして今も変わろうとして動いています。

いわゆる「フツーの大学生」なんかではいられない、というのが今の心境ではないかと思います。

今までの自分の生活にはなんて無駄が多く、もったいない時間の使い方をしていたのかと実感したそうです。そして、このままではいけない、何とかしたい、何を、どうすればいいのだろう、と帰国する前から考え始めました。

今は春休みなのですが、報告会に向けての話し合いなどで何度か集まりました。毎回、意欲的な言葉を発してくるので、内容の濃い会話が展開します。どうでもいい発言はひとつもない、といってもいいでしょう。そして発言のほとんどが、未来の自分をなんとかしたいという意気込みによって発せられています。その未来とは、大学卒業後の未来もあれば、4月から始まる3年生のあり方でもあります。

以前、私は報告会の案内を基本的に「自由参加」、つまり来たい人だけ来ればいいという形で出そうと思っていました。しかし、研修中に実際に見た学生の変化、帰国後も衰えない、衰えないどころかどんどん高まっていく姿を見て、これは実際に研修に参加するか否かは別として、学科の1、2年生に広く周知するべきだという結論に至りました。学生として成長する機会は、もちろん個人の興味関心に応じていろいろあります。それは理解しているという前提で、これだけ大きな変化が起こる場が、人間社会学科のカリキュラムに用意されている。まず、そのことを伝えたいです。