人間社会学科を論じる2 考える力

大学に入っておよそ1年を終えようとしている時期に、あらためて自分の学科をとらえた学生はいろいろなことを書いた。

「この学科は、コミュニケーションというものがすべての教科に入っているのではないかと思う。とにかく、考える力がとても必要だと思う。他の学科に比べて、科目が変わっている。ゼミが1年から行われている。講演会が結構あって、社会のことについて学ぶことができる。コミュニケーションと考える力を身につけていくことができ、社会に出た時、対応ができるのではないかと思う」というO君。

「人間社会学科に入って約1年経とうとしているが、初期の学科のイメージとは全く違うものへと変化していた。当時はディベートなどをして会話力を身につけるだけの学科と考えていた。しかし、最近になり、人間社会学科とは、頭の中の考えをまとめられるようにすることが主なのではと考えるようになった。もちろん、会話力も必要である。しかし、それは初期に身につけるもので本当は頭の中で考えをまとめる力を養う学科ではないかと考えている。たとえばディベートをするにしても反駁は頭の中で考える活動から始まる。レポートを書くにしても、自分の考えが重要だ。人間社会学科には、3、4年生がいない。だから、これからどう進んでいくかわからないこともある。しかし、私はこの学科で道をみつけてみたい」とI君。

 二人に共通しているのは、この学科に「考えること」がはっきりと存在していること、そしてその大切さを実感しているという点だ。