基礎ゼミⅡで映画鑑賞

 私(梶谷)の1年後期・基礎ゼミⅡでは、浜野保樹『模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで』を1冊目の本として取り上げ、ゼミ生7名で輪読してきました。今や文化輸出国として日本は世界から注目を浴びていますが、その反面日本国内での文化に対する認識の甘さなども指摘されており、映画やアニメーションといった身近な素材を題材に、日本の文化状況について語り合った約1カ月半でした。
 ひとまず、1冊読み終えたということで、世界から注目を浴びている日本映画・アニメを実際にみんなで観賞してみようということになりました。何を見るかでもまたまたもめながらも、結局、課題図書でも宮崎駿、押井守などの監督と並んで紹介されている大友克洋監督の『AKIRA』(1988)ということで落ち着きました。
 私のゼミ室に100インチのスクリーン、プロジェクタ、スピーカーをセットし、ちょっとしたミニシアターを演出、飲み物OKで観賞会の始まりです。最初に担当者が映画の簡単な紹介、説明。次にゼミの趣旨に照らしてみるべき点などを確認してから、上映しました。
 課題図書を読み、それから派生する形で関連図書や関連する映像資料を参照する。そうすることで、その課題図書の理解が深まります。また、知識の輪が広がっていきます。
 『AKIRA』を一度見たことがあるという学生もいましたが、おそらく以前と今とでは見方が違っているでしょう。この課題図書を読んだからこそわかる面白みや深みが発見できたはずです。
 観賞後、少し皆で議論をしようということになりました。2時間近くの観賞の後でしたから、当初、10~15分程度を予定していたのですが、次から次へと話題が展開し、結局1時間近くも語り合ってしまいました。
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