2009年10月アーカイブ

合成基礎ゼミペン字.jpgきのうから後期の基礎ゼミが始まりました。佐々木ゼミのメンバーは6人です。前期同様に、新書を読んでディスカッションを行うことが活動の基本です。そのメインとなる活動の前に、1つ新たな試みをしました。

それはペン習字です。

メンバー全員に、ペン習字用のペン(自然に正しいペンの持ち方になる)

と、ひらがなの見本を配りました。

なぜこんなことをしたのか。

私には、夏休み前からひっかかっていた言葉がありました。それはメンバーの一人D君のことばです。

「このゼミはまじめに読む、聞く、話す、書くことをするというので、あえて楽ができないところを選びました」というのです。まじめで堅苦しいという印象だけだと、ただ苦痛な思いだけが残ります。しかし、終始まじめだったけれど、それによって何か得るものがあったという気持ちで終ることができたら、まじめな取り組みが意味をもつと考えたのです。

練習がはじまると、沈黙が流れました。まだ1回の実践ですが、終了後の感想では、「楽しい」「万年筆の書き味をはじめて知った」「うまく書けるようになりたい」と、前向きなコメントが書かれていました。

パソコンを使って文書を作ることが当たり前の時代に、あえて紙に直筆で文字を書く練習をする。

パソコンの利便性を理解しつつも、アナログ筆記具の味わい、良さも知っていて、上手に使える。練習を続ける彼らの姿勢に、そんな若者像を描きました。